どうして教師が不祥事を起こすのかが分かる気がする作品 - 鈴木先生【漫画】(2/2)
[どうして教師が不祥事を起こすのかが分かる気がする作品 - 鈴木先生【漫画】(1/2)]からの続き
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くどいが、“鈴木先生”の登場人物たちは、主人公の鈴木先生を含めて聞き分けがいい。
鈴木先生は恋人の電波話を簡単に信じるし。
☆⌒d(´∀`)ノ ノーテンキ サイコー !
この辺は、作者のご都合主義が見え隠れする気がする。
∮ 熱血教師物語でも先生視点学園ドラマでもない
でも、この作品の本質は、決して高尚な先生像を描くモノではないと思う。
先生の変態面を掘り下げた話だと思う。
いや性欲面か?
普通の人は教師に対して、どんなイメージを持っているでしょうか?
立派な人という幻想でしょうか?
今はいろいろ教師の不祥事が普通に報道されるし、学校の先生自身も自分は普通の人である感を強く表に出すことが多いので、あまり教師に対して幻想を抱いている人は少ないかもしれない。
それでも、人に物事を教えるという職種上、多少なりとも一般人よりも高尚であると思える───思いたい───教師に対する幻想を“鈴木先生”は完全に打ち砕いてしまっているように思う。
もしかしたら「教師も一人の人間だ」というのを描いているのかもしれないが、なんとなく「教師なんて尊敬する必要すらない」になっている。
逆に「教師は危険な存在だ」ぐらいにも見える。
(中学低学年以下なら)子供に比べれば体力もあり、学校では権力もある。
作品の中でそんな教師が生徒に暴言吐いたり、性欲を抱いたり、強い立場を活かして好き勝手したりしているのだから。
だから、登場人物たちがご都合主義的に聞き分けが良くても許せる。
先生が学校で起こる問題を解決することは、ストーリー的におまけなのだ。
それは、人間的に魅力的な生徒たちを登場させて、それに惹かれてしまう教師や、暴走する先生というのを描くために必要なサイドストーリーなのだ。
また、教師の苦悩を、笑いながら楽しむ作品なのだと思う。
それに加えて、この作品は、萌え作品と同じ系統のおもしろさも持っていると思う。
マンガの登場人物の変態性を楽しんだり、それによって自分の同じような変態性がくすぐられるのを楽しむ、そういうような作品だと感じた。
そう思えるぐらい、いろいろなタイプの魅力的な女子中学生たちが登場する。
そして、それら女子中学生がストーリーの中心に常にいて活躍する。
男子生徒はおまけ感が強く、差別されている。
裏表紙には第7巻を除いた他7巻に女子生徒が描かれている(第7巻は女教師)のは、やはりそういう方向性をある程度意図しているのだと思う。
∮ 選考者はだまされちゃったかな
しかし、このきわどい内容で、文化庁メディア芸術祭を受賞したというのは少し驚いた。
第11回ということは2007年の作品に対する賞なので、大体第3巻までが評価の対象になったと思われる。
確かに2巻ぐらいまでは、まだ、思春期の不安定さに揺れる中学生の問題に体当たりでぶつかっていく先生物語のような香りもあったから、そういうところだけ見て賞が決定されたのかもしれない。
よーく読み込んでいれば、第3巻まででも何となくおかしな雰囲気はあったから、変態性や狂気は読み取れたかもしれない。
でも、これは責められないかな。
多分、既刊8巻近くまで、いや恐らく4巻ぐらいまでが対象であったなら、受賞しなかったのではないだろうか。
まあ、リアル系萌えマンガとして面白いので、萌え絵柄が苦手でも楽しめる作品。
登場人物の素直さに触発されて、もう少し真っ直ぐ生きてもいいかなと思えてきたりして。

鈴木先生 (1) (ACTION COMICS)
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コメント
教師は変態ですよ。飲み会の後、みんなで風俗店に行くぐらいですから。
投稿: 元講師 | 2009年11月15日 17:50
それは、自覚なさ過ぎて問題ですね。
投稿: イクアク | 2009年11月22日 00:48